寒空の オリオンと木星









火星が地球と最接近





火星が地球と最接近


金生山明星輪寺の初虚空蔵の夜、火星が地球と最接近した

柴燈護摩供と火渡りの間は珍しく風も止んだが、ともかく寒かった
火渡り修行には400名を超す人が並び、初虚空蔵の火渡りが始まって以来の賑わいに延々と参拝者の列は続いた。エネループ・プロ8本の外部電源で増強したフラッシュのおかげで、ほぼ全員の火渡りをカメラに収めることができた。さすがに疲れた

この夜は月齢12.2の月が明るく照らした
また時折夜空を雲が覆った

この夜、火星が地球と最接近するのは22時37分。その時刻は雲に覆われてとても星空どころではないと諦めて片付けにかかると、時間帯によっては雲の切れ間から星空が顔を出した
上の写真は、右下に-1.4等の火星が赤く輝き、その左上には1.16等のふたご座のポルックスが輝き、さらにその上にはふたご座のカストルが1.58等で輝いた。まるで三兄弟のようだった

月明かりは強烈で雲も邪魔するあいにくの条件だったが、街明かりの中ではよしとするしかない

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85mm、ISO800、f1.4、1秒、マニュアルWB、Raw
高感度NRはoff、長秒時NRはon、三脚で固定撮影、金生山
SONY α7RM5 + FE 85mm F1.4 GMⅡ

2025年01月12日22時39分






2025年 除夜の鐘と星空





除夜の鐘と星空


厳冬を覚悟したものの、思ったより寒くない年越し
美濃平野部で雲間から姿を見せる星空を撮る
月の巡りのせいもあって、昨年は流星群にことごとくがことごとく期待が削がれた。さて、今年はどうか

冬型の天候で次々と雪雲が押し寄せる揖斐谷
しばらくは星空は望めそうもないので、美濃平野部まで出る
雲間から顔を出す星空に、除夜の鐘が響いた

古文の「ことごとし」とはこのようなことをいうのだろう、木星と火星の存在感に圧倒される
冬の星空に2つの大星が冬の天の川を挟んで輝いた
天の川の右、おうし座のアルブバランのすぐ上にひときわ白く輝く木星、天の川の左にふたご座のすぐ横で赤く輝く火星

現在東から西へと逆行中の火星はまもなく1月12日に地球に最接近、2月24日に留を迎えた後は西から東へと順行に転じる
火星のすぐ左で控えめに輝くプレセペ星団にも注目したい

ひょっとするとしぶんぎ座流星群に属する流星が流れるかもしれないと、星野撮影にしては高いISO感度で雲が広がり始めた01時37分まで撮影
残念ながら、かけらも見られなかった

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14mm、ISO1600、f2.0、8秒、マニュアルWB、LEE SP-31 ソフト №1、Raw
高感度NRはoff、長秒時NRはoff、赤道儀で恒星追尾撮影、美濃平野部
SONY α7RM5 + FE 14mm F1.8 GM

2025年01月01日00時42分